88式鉄帽
JGSDF TYPE88 COMBAT HELMET


(写真上左)陸自広報センターで撮影/(写真上右)88式鉄帽を装着した隊員

88式鉄帽は66式鉄帽の後継の戦闘用ヘルメットとして昭和63年度に制式化された。
陸上自衛隊の標準装備であり海・空自、更には海保や警察でも幅広く使用されている。アメリカ軍制式のM1型ヘルメットを原型として開発された66式鉄帽は 日本人にはサイズが合わない、重量が重いなどの指摘があり88式鉄帽はこれらの意見を取り入れて開発された。形状や素材は他国の同世代戦闘用ヘルメットと同じく ナチスドイツ型ヘルメット(フリッツタイプ)を参考にした繊維強化プラスチックを採用している。

(写真右)88式鉄帽にゴーグル、防毒マスク4形を着用した化学科の隊員

耳を覆うフリッツタイプである事が分かる。



2022年2月24日、世界を震撼させたロシアによるウクライナ侵攻に対して日本も非殺傷用の装備をウクライナへ提供する事となった。その中には88式鉄帽も含まれている。
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太平洋の海鷲
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