よこすかYYのりものフェスタ2014


日時:平成26年6月14日(土)〜15日(日)
場所:海上自衛隊横須賀基地
平成26年6月14日(土)〜15日(日)に開催された、よこすかYYのりものフェスタ2014の一環として海上自衛隊横須賀基地における一般公開の模様です。 写真は全て15日に撮影したもの。

当日は晴天でしたがサッカーワールドカップのテレビ中継の影響からか来場者数は比較的少な目のようでした。その為、撮影条件は良好でクリアな写真が撮れました。 今年の公開艦艇は護衛艦「てるづき」と「ゆうぎり」の2隻、ヘリコプターはSH−60Jでした。

最近、横須賀での一般公開や体験航海は少ないのでよこすかYY のりものフェスタは首都圏での海自イベントとしては貴重な機会でしょう(横須賀に比べて呉や佐世保、舞鶴は本当に恵まれている)。横須賀でもかつてのような 伊豆大島沖訓練展示を復活させて欲しいものです。


哨戒ヘリコプター SH−60J

逸見岸壁のヘリポートに着陸したSH−60J
後継機のSH−60Kの調達が進んでおらずSH−60Jの延命措置が行われている。



護衛艦「てるづき」
(写真左)逸見岸壁での「てるづき」

「てるづき」は「あきづき」型2番艦で平成25年3月に竣工し横須賀に配備された。因みにネームシップ「あきづき」は佐世保配備となっている。
本クラスは海自護衛艦として初めて僚艦防空を主目的としている。またステルス性を重視した外観など新世代の護衛艦である事を実感させる。

但し基本設計は「むらさめ」型や「たかなみ」型の 延長線上にありアメリカ海軍の先進的駆逐艦「ズムウォルト」級に比べれば保守的なデザインだ。平成30年度以降に建造が予定される「むらさめ」型の 後継護衛艦は従来の護衛艦とは全く次元が異なる設計になるのか注目される。


(写真右)鎖甲板から艦橋部を見る

直線デザインのMk45砲盾、ステルス性重視の艦橋構造物や短SAMシステム3型(FCS−3A)用フェーズドアレイレーダー、 搭型マストなど「てるづき」の特徴がよく分かる。艦艇公開は鎖甲板は立ち入り禁止の場合が多いが今回は 艦首部まで見学出来ました。このサービス精神は高く評価したい。艦首部まで行かないと砲身が全部撮れませんからね。開門直後に乗艦したので誰もいません。 クリアな写真を撮るのは結構大変なのですが今回は上手く撮れました。吉倉桟橋には護衛艦「じんつう」、「やまゆき」、補給艦「ときわ」が停泊中。 欲を言えば「じんつう」も公開して欲しかった。



護衛艦「ゆうぎり」

(写真上左)艦尾から見た「ゆうぎり」(写真上右)前甲板に搭載された62口径76mm単装砲
護衛艦「ゆうぎり」は「あさぎり」型3番艦として平成元年2月28日に住友重工浦賀で竣工した。艦齢は25年に達しているが延命措置を施し当分の間、現役に 残る見通し。ステルス重視の最新鋭艦「てるづき」に比べるとステルス性など全く考慮していない垂直面で構成されたヘリ格納庫など時代の激烈の変化を痛感させられる。

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太平洋の海鷲

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