帝國陸軍第四師団司令部庁舎

2017/10以降はミライザ大阪城となった帝國陸軍第四師団司令部庁舎

第四師団は大阪鎮台を前身としており帝國陸軍最古参の師団の一つである。西南の役、日清日露戦役、支那事変に従軍、さらに対米英戦勃発後は比島攻略戦で活躍した歴戦の武勲師団でもあった。 歴代の師団長には阿部信行、東久邇宮成彦王、山下奉文らがいる。

ところで大阪城本丸付近一帯は戦前、陸軍が管轄していたが天守閣を再建を中心にした大阪城公園の整備が計画された際、同時に第四師団司令部庁舎が建築された。 大東亜戦争中は中部軍管区司令部が置かれた。この庁舎は堅牢な構造であり大阪空襲でも健在で戦後は一時連合軍に接収されたが昭和30年から平成13年まで 大阪市立博物館として使用された。同博物館はその後、閉館されたが平成29年10月に複合商業施設ミライザ大阪城としてオープンした。
ミライザ大阪城オープン前の平成28年3月に撮影した第四師団司令部庁舎


第四師団最終戦闘序列(昭和20年8月)

師団司令部
  ┃
  ┣ 歩兵第八連隊
  ┣ 歩兵第三十七連隊
  ┣ 歩兵第六十一連隊
  ┣ 捜索第四連隊
  ┣ 野砲兵第四連隊
  ┣ 工兵第四連隊
  ┣ 輜重兵第四連隊
  ┣ 師団通信隊
  ┗ 師団衛生隊


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