アメリカ製短機関銃 M3A1
(写真上)陸自武器学校に展示されている短機関銃 M3A1
M3/M3A1はナチスドイツ軍のMP38/MP40を参考に開発されたが弾倉や伸縮式ストックにその影響を強く感じられる

アメリカ式合理主義で造られた簡易型戦時量産兵器

M3は第2次大戦中、アメリカで大量生産された短機関銃で”グリースガン”の愛称で知られている。
自動車会社ジェネラル・モータース社のマスプロ技術が活用され大戦中だけで実に65万丁あまりが生産された。マスプロ成功の鍵はプレス加工と溶接にあった。 米軍の制式拳銃M1911と同じ45ACP弾を使用している。 主に戦車搭乗員や後方部隊などに配備された。非常に堅牢な構造で信頼性が高く米軍以外の連合国軍でも多数供与された。

大戦後も朝鮮戦争やベトナム戦争など数多くの戦争で使用され21世紀の今日でも一部が現役にある長寿な兵器である。日本でも11.4mm短機関銃M3A1 として60年あまりも使用されつい最近になって制式を外されている。なお、原型のM3と改良型のM3A1があったが大半はM3でM3A1の生産は比較的少数だった ようである。


映画 GO TELL THE SPARTANS に登場したM3A1

1978年に公開されたアメリカ映画「GO TELL THE SPARTANS(邦題:「戦場」)では主役のバート・ランカスター演じるバーカー少佐 が全編を通じてM3を手にしているのが印象的であった。「GO TELL THE SPARTANS」は1964年、アメリカがベトナムに介入した直後の 米軍軍事顧問団の様子を描いた作品であるが同時期に公開された「ディア・ハンター」や「地獄の黙示録」の影に隠れて知名度は低いのですが 考証も正確で軍事マニア的には注目点の多い戦争映画だ。

口径 11.43mm
全長 218.4mm
銃身長 128.4mm
重量 1.09s(弾倉付き)
作動方式 反動利用
給弾方式 箱弾倉(7発)
発射速度 持続10発/分 最大58発/分
初速 250m/s(普通弾)
最大射程 1.500m
有効射程 50〜80m



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