大和ミュージアムで展示されている回天十型(試作型)

大和ミュージアムで展示されている回天十型(試作型)は以前、京都の料理店「湯豆腐 嵯峨野」で展示されていたが大和ミュージアム開館に伴い寄贈されたもの。
「湯豆腐 嵯峨野」時代は屋外展示で劣化が進んでいて外装品なども欠落していたが、現在はご覧の通り完璧にレストアされている。セイル後方と本体下方に 装着されているのは操舵用気蓄器。この操舵用気畜器は量産型では本体に一体化される予定だった。また、操舵室がある中央部が太くなっているがこれも量産型では 抵抗を少なくする為に滑らかなデザインに変更されていた。

回天十型は九三式酸素魚雷を利用した回天一型とは異なり九二式電池魚雷を利用した簡易型人間魚雷である。
試作艇のみが完成し量産型は完成しなかったと言われている。 当然の事ながら酸素魚雷ベースの一型に比べて性能は大幅に低下しており速力14ノット、航続距離約3000mしかなく仮に実戦に投入されていてもほとんど戦果 はなかったであろう。
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太平洋の海鷲


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