IMI ガリル 

(写真上)南アフリカ軍で使用されるIMIガリル・モデルARM
キャリングハンドルを倒した射撃姿勢

IMIガリルは中東戦争でアラブ軍から鹵獲した旧ソ連製AK47カラシニコフを参考にして開発されたイスラエル製自動小銃である。
開発にあたってはフィンランド・バルメ社の技術協力があった。イスラエル軍技術陣とIMI社はAK47の基本設計の優秀さを見抜いており開発リスクを抑えるために AK47をベースに小銃開発を決定したが敵性国家の鹵獲兵器でも自国向け兵器として応用してしまうあたりはイスラエルならでは と言える。この点は日本も見習って欲しい点だ。

IMIガリルは実用性に優れた成功した兵器であったがアメリカからM16が安価で大量に購入 出来る見通しがたったのでイスラエル軍での調達は比較的少数に留まった。IMIガリルはむしろ輸出兵器として成功しており南アフリカやミャンマー、エストニア などで採用されライセンス生産も行われている。IMIガリルは大きく3タイプに分類される。標準型のARM、ARMからキャリングハンドルと2脚を撤去し 構造を簡易化したAR、更にバレルを短銃身化した空挺部隊向けカービン銃であるSARである。IMIガリルは5.56mm×45弾を使用するが7.62mm×51弾を 使用するタイプもある。


IMIガリル・モデルARM
(写真右)標準型のIMIガリル・モデルARM
キャリングハンドルと2脚が特徴。分隊支援火器としての運用も考慮していたようだ。何となく陸自の64式小銃と同じ様な運用思想に思えるが兵器としての実用性 はIMIガリルの方が断然上だろう。


IMI ガリル・モデルSAR
(写真左)陸自武器学校資料館で展示されているIMIガリル・モデルSAR
IMIガリル・モデルARMの全長を短縮しカービン銃としてもので主として空挺部隊向けである。


口径 5.56mm
全長 860mm(全長)
   620mm(折り畳み時)
重量 4.625s
装弾数 30発
ライフリング 6条右回り


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