トルコ海軍 G級フリゲイト
Turkish Navy G class Frigate
ガジアンテプF-490米艦「クリフトン・スプレイグ」として1981年3月竣工トルコ艦として1998年7月再就役
ギレスンF-491米艦「アントリム」として1981年9月竣工トルコ艦として1998年7月再就役
ゲムリクF-492米艦「フラットレイ」として1981年6月竣工トルコ艦として1998年7月再就役
ゲリボルF-493米艦「レイド」として1981年2月竣工トルコ艦として1999年7月再就役
ギョクチェアダF-494米艦「マーロンS.ティスデイル」として1982年11月竣工トルコ艦として2000年6月再就役
ゲディズF-495米艦「ジョンA.ムーア」として1981年11月竣工トルコ艦として2000年7月再就役
ゴコヴァF-496米艦「サミュエル・エリオット・モリソン」として1980年10月竣工トルコ艦として2002年4月再就役
ギョクスF-497米艦「エストシン」として1981年1月竣工トルコ艦として2003年4月再就役

F-492 Gemlik (ex USS FFG-21 Flatley)

F-495 Gediz (ex USS FFG-19 John A.Moore)
(写真上)
2011/8 晴海に来航した3番艦「ゲムリク」(旧米海軍「フラットレイ」)

(写真左)
2015/6 晴海埠頭で撮影した6番艦「ゲディズ」(旧米海軍「J.A.ムーア」)


トルコ海軍が取得した旧米海軍の「O.H.ペリー」級

ローコストで建造し比較的脅威の低い海域で運用する事を前提とした「O.H.ペリー」級はイージス艦が標準装備となった米海軍では運用実績はイマイチであったが 中小国や途上国ではその運用や整備性の容易さが逆に高く評価され今も多くの親米国で使用されている。

トルコ海軍では8隻が供与され現時点で全艦が現役である。 アメリカがトルコに「O.H.ペリー」級を供与したのは1991年の湾岸戦争でトルコが多国籍軍に基地を提供した見返りだと言われており政治的意味合いが強そうだ。 アメリカにとってNATO加盟国中兵力数でアメリカに次ぎ2位、ヨーロッパとアジアを跨ぐイスラム大国トルコの動向は常に重要だ。

「O.H.ペリー」級は原型である短船体型とLAMPS運用を考慮した長船体型の2種があるが トルコに供与された艦は短船体型でありLAMPS運用能力を持っていなかったので哨戒ヘリ S-70を搭載する為、必要な改修を実施した。 また、発展型シースパローESSMの運用能力付与の改造が行われ対空戦闘能力が強化された。

なお、本クラスの艦名はトルコの地名に由来している。
6番艦「ゲディズ」の各部写真

平成27年6月、6番艦「ゲディズ」が東京晴海に来航した。投頁の写真はその時に撮影したもの。


(写真上)
「O.H.ペリー」級では前級の「ノックス」型の凌波性に難があった事を反省し艦首に顕著なナックルとブルワークを設けている


(写真上)
G級では米艦時代からのスタンダートSAM発射機に加えて発展型シー・スパローESSM用垂直発射装置VLSが前甲板に装備されており対空戦闘能力を 強化した。同様の近代化改造はオーストラリアの「アデレード」級でも行われている

(写真上)
本クラスは前甲板にSAM発射機を設置したので代償として76mm砲は上部構造物上に配置された。これだと射界にかなり制約が出てしまい本クラスの泣き所と言える

(写真左左)
トルコ海軍では必要な改修を行いS-70の運用が可能となった

(写真左)
曳航式ソナー SQR-19は供与されなかったようだ


満載排水量 3696 t
全長 138.1m、幅 13.7m、吃水 4.5m(ソナー部 7.5m)
主機/軸数 COGAGガスタービン2基/1軸、出力 41000馬力、 速力 29ノット
兵装 スタンダートSAM/ハープーンSSM単装発射機×1、 発展型シースパローSAM用VLS(8セル、32発)×1、76mm単装砲×1、20mmCIWS×1、 324mm3連装短魚雷発射管×2
搭載機 シコルスキー S-70
乗員数 206名

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