HMNZS TE KAHA class

F−111 TE MANA

(写真上)平成25年5月、横須賀に寄港した2番艦「テ・マナ」
127mm砲の砲盾はステルス性を意識した直線デザイン

ニュージーランド海軍フリゲイト「テ・カハ」級
オーストラリア海軍ではドイツのフローム・ウント・フォス社が海外輸出用として開発したMEKO200型を導入し艦隊近代化を行う事となった。 時を同じくしてニュージーランド海軍でも艦隊の主力であったイギリス製フリゲイト「リアンダー」級が老朽化しておりこれを更新する目的でオーストラリアと 歩調を合わせてMEKO200型を導入する事となった。両国が導入するMEKO200型はオーストラリア艦が「アンザック」級、 ニュージーランド艦が「テ・カハ」級とと命名され全艦がオーストラリアで建造された。 ニュージーランドでは当初、4隻のMEKO200型を導入する計画であったが主に予算上の理由から2隻のみの建造に留まった(因みにオーストラリア艦は 8隻建造)。MEKO200型はMEKO360型をコンパクトにして費用効果を高めるのがコンセプトであったがMEKO200型後期建造艦である 「アンザック」級、「テ・カハ」級ではMEKO360型と同大までに艦型が大型化している。主機はガスタービン、ディーゼル混載のCODOGだが オール・ガスタービン化された日米の水上艦艇とは運用思想の違いを感じ取れる。 なお、ネームシップの「テ・カハ」とはニュージーランド先住民の言葉で”勇気”、2番艦「テ・マナ」は”ちから”を意味する。

兵装などモジュール化が売りのMEKO200型であるが、「テ・カナ」級は他国のMEKO200型と比べ軽武装で現状ではSSMは装備していない。 ニュージーランド海軍が比較的脅威の低い海域での行動を前提としているからだが、艦橋 構造物直前の02甲板レベルにはSSM搭載スペースが確保されている。前甲板に装備された127mm砲はアメリカ製Mk45 mod2。ヘリコプター格納庫上には 20mmCIWSが装備。並列式煙突直後にはシー・スパロー用垂直ミサイル発射装置VLS(8セル)が装備されているなど兵装はアメリカ系列だ。オーストラリア 艦ではレーダーの更新やハープーンSSMの搭載などの近代化工事がはじまっているが「テ・カハ」級にも近代化計画が伝わっている。恐らくオーストラリア艦に 準ずるものと思われる。艦齢も比較的若いので当分の間、ニュージーランド海軍の主力として第一線で活動するであろう。


テ・カハF−77豪ウイリアムズタウン1997年7月竣工
テ・マナF−111豪ウイリアムズタウン1999年12月竣工

満載排水量 3.759t
全長    118m
幅     14.8m
吃水    4.4m
主機/軸数 CODOG(ガスタービン1基/ディーゼル2基)/2軸
出力    30.172馬力
速力    27ノット
兵装
・シー・スパロー短SAM1基(8セル)、127mm単装砲1基、20mmCIWS1基、324mm3連装短魚雷発射管2基
搭載機
・SH−60Gヘリコプター 1機
乗員
・163名


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太平洋の海鷲

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