クルップ製、そして88mmという口径から有名なナチスドイツ軍の88mm高射砲FLAK18と混同される事が一部に見られるが全くの別物である。 このクルップ製高射砲に関して細評は不明なのだが どうやら輸出用に製造されたものらしい。当然、第二次大戦で連合軍の恐怖の的となったFLAK18の高性能には及ぶべきもないのだが大東亜戦争中全期間を 通じて帝國陸軍高射砲の数的主力だった八八式七糎野戦高射砲よりは優れた性能であり当時の日独の技術格差を痛感させられる存在でもある。
内口径 | 口径 | 弾量 | 初速 | 最大射程 | 最大射高 | |
八八式七糎野戦高射砲 | 75mm | 42.8口径 | 約6.5kg | 720m/s | 13800m | 9100m |
九九式八糎高射砲 | 88mm | 45口径 | 9kg | 800m/s | 15700m | 10420m/td> |
88mm高射砲FLAK18 | 88mm | 56口径 | 9.5kg | 820〜840m/s | 約20000m | 10600m/td> |
九九式は量産性が優れており500門以上が造られた。基本的には陣地固定式で本土に多く配備されていたようだ。
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太平洋の海鷲