アメリカ製75mm無反動砲 M20/U.S.75mm RECOILLESS RIFLE M20

↑ 75mm RECOILLESS RIFLE M20 at JGSDF Ordnance School
(写真上)武器学校で撮影した75mm無反動砲 M20
重量(砲架含む):76.1kg、砲架:M1917A4三脚架、給弾方式:手動/単発
口径:75m、ライフリング:右回り1条、砲尾:断隔螺式下開き式、砲身長:1654mm、全長:2085mm
最大射程:6340m、有効射程:1350m(固定目標)/900m(移動目標)、初速300m/s(HE-AT)、発射速度8発(最大)/分

75mm無反動砲 M20は第2次大戦末期に米軍に配備され朝鮮戦争では大量に実戦投入された。我が国へは警察予備隊発足と同時に供与され90年代前半まで使用された。

ところで日本では携帯式対戦車兵器を総称して”バズーカ砲”と呼ぶ事が多いが米軍では対戦車ロケット弾/発射筒をバズーカと分類しておりM20のような無反動砲とは明確に区別している。 無反動砲はあくまで大砲の仲間であり対戦車ロケット弾とは全く別の兵器である。無反動砲は砲弾の発射を後方(逆方向)に燃焼ガスを噴射する事によりその反動を相殺する。


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