平成27年度陸上自衛隊富士総合火力演習・点検射編
平成27年8月23日(日)に開催された陸上自衛隊富士総合火力演習の模様です。
数ある自衛隊イベントの中でも海自観艦式と並ぶ双璧であり人気は年々過熱し27年度の一般公募の倍率は実に29倍に達しました。普通に応募しても 当選至難で”当たらずの総火演”の異名があります。当選したら相当に幸運です。
私も自力では連戦連敗中で知人からの御好意で見学出来ている状況です。もちろん、主催者側も一人でも多くの人が見学出来るように 最大の努力をしてくれていますが応募者があまりにも多くで当選が難しいのが 現状です。もし運良く入場券を手に出来たら是非見学に行きましょう。 日本を取り巻く安全保障状況は極めて厳しいですが総火演を見て日本の国防の一端を垣間見るのも良い勉強となります。


本番の演習前の点検射の模様です。
点検射は早朝06:30〜07:30頃に行われます。畑岡会場はこの時間帯がもっとも撮影条件が良好。清々しい空気の中で総火演に来た事を実感出来ます。
0600頃に現着しても混雑のピークとなっており入場するの2時間近くもかかってしまい会場の外から点検射の音だけが聞こえてくるもどかしい状況になっていまいます。
点検射を見るには少なくとも0400には到着する必要があるでしょう。
(写真上)早朝の畑岡会場
この時間帯は晴天で富士山も良く見えたがその後雲が出て来て昨年と同様な天候となった。富士山周辺の天候は本当に変わり易い。



総火演が行われる東富士演習場は面積約8800haと本州では最大、国内では北海道の矢臼別演習場(約16800ha)、北海道大演習場(約9600ha)に次ぐ第3位の 広さを誇る。
陸自の道場とも言うべき東富士演習場だが陸自を始め韓国軍やイスラエル軍、英軍など多くの西側親米国軍が派遣されている有名な米ワシントン州のヤキマ演習場は 何と13万2430haと15倍もある。ヤキマ演習場は東京23区よりも広大でありその演習環境の素晴らしさは日本では到底考えられないものだ。
軍隊は訓練しないと強くなれません。戦闘機や護衛艦を揃えるのと同じように十二分に訓練が出来る演習場が極めて重要です。米軍の強さの背景には正面装備だけでなく ヤキマ演習場のような広大な演習場の存在があるのです。 国土が狭い日本では演習場の確保には限界があります。今後はアメリカ以外にもオーストラリアやモンゴルなどの友好国への派遣訓練も考慮すべきでしょう。

注)総火演には全国の部隊が参加していますが部隊マークは富士教導団のマークに書き換えている場合があります。
当HPでは砲塔等に描かれているマークで部隊名を表示していますが実際の部隊とは異なる可能性もあります。

(写真上)戦車教導隊第2中隊の90式戦車
発砲直後の様子

  (写真上)赤旗を表示し射撃準備中の90式戦車
(写真上)会場前を行進する90式戦車
シート席にも徐々に観客が入場して来る。総火演本番ではシート席、スタンド席とも指定された場所に座らなくてはならない。

(写真左)
グラウンドに進入する偵察教導隊の軽装甲機動車

(写真下)
射点に展開した偵察教導隊の軽装甲機動車
発砲を示す赤旗が見える





(写真上)
赤旗を立て射撃中の偵察教導隊の87式偵察警戒車

(写真左)
グラウンドを疾走する偵察教導隊の87式偵察警戒車




(写真上)
グラウンドに進入する普通科教導連隊第4中隊の96式装輪装甲車

(写真左)
96式装輪装甲車から展開する普通科隊員



(写真上)120mm重迫撃砲RTの射撃姿勢
(写真上)普通科教導連隊第1中隊の89式装甲戦闘車と第2中隊の軽装甲機動車
(写真上)普教1中の89式装甲戦闘車
(写真上)グラウンドに進入する特科教導隊の99式自走155mm榴弾砲
(写真上)発砲直後の特科教導隊の155mm榴弾砲 FH-70
(写真上)会場前を行進する特科教導隊の203mm自走榴弾砲 M110A2
(写真上)155mm榴弾砲FH-70の自走姿勢
(写真上)会場上空を飛行する戦闘ヘリコプター AH-64D
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