十四年式拳銃
(写真左)陸自武器学校資料館で展示されている十四年式拳銃(前期型)

(写真中)北満など酷寒地での使用を考慮してトリガーガードが大型化した十四年式拳銃(後期型)。 それ以外にも幾つかの改良点が見受けられる



十四年式拳銃は南部式自動大型拳銃の改良型で28万挺も生産され戦前の日本で最も一般的な軍用拳銃であった。
同世代の他国の軍用拳銃と比べて特筆すべき機構などは採用されていないが構造が簡単で使い易く比較的優秀な拳銃と評価される。 当時の日本の生産力や技術力に見合った兵器であった。戦争末期に乱造され悪評散々だった 九四式拳銃よりは十四年式の方が好まれたようだ。主に憲兵や下士官に支給された。使用弾薬は十四年式拳銃実包(8粍南部弾)
口径 8粍
重量 966g
装弾数 8発
ライフリング 6条右回り

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